■待望の一尾?!躍る銀鱗

野田 塩

2008年03月10日 18:30

前回、ご報告しました初日解禁日のビギナーズラック。

水揚げした”満身創痍の怪しき物体70up”のほか、

実は、同日にその他3本。

併せて4本をGETしてしまいました。

ということで、その内容をドーンとご報告いたします。


■Dコンタクトにドーン■

その日は解禁日ということもあり、

さすがに絶好のポイントには先行者の姿。

控えめにその下流部から釣行をはじめ、

”満身創痍の怪しき物体70up”をGETし、

気を良くして次の獲物を狙います。

先行者はいますが、目指すそのポイントへは、

渇水してはいますが、深い淵に複雑な水流を引き込む

という広いエリア。

対岸の先行者には迷惑にならないだろうと、

流芯をはずれる下流部からいやらしくキャスト

ブチ込むルアーは過去にも好実績を叩き出している

Dコンタクト85(キンクロ)。

大きくうねる強い水流にも負けず、底を取ることができる

頼もしいルアーです。

根がかりのリスクを考えず、アイナメを誘うがごとく、

ボトムをノックするようにリフト&フォールを数回。


ゴッゴッ


何かがいじっている。極太ラインから生命感が伝わってきます。

「何かがいる」ことが分かったので、再度キャスト。

同様のイメージでアクションをくわえる。

食った!!!

その瞬間、一気にアワセ、見事フッキング

水深2mほどある、その流れの中で銀色の物体が

ローリングするのが見える。

前後の両フックが確実にかかっていることを確認し、

渾身の力で巻き上げる。

しかし、ロッドが破壊されるのではないかというほどのパワーで、

広いプール状の淵を右に左に引きまくる。

3分ほど付き合ったが、じれったいので勝負するにした。

ネットもないので、またしても”わしづかみランディング”を試みることに!

岩場から降り、水面に手を伸ばしたが、いたって元気な敵はいまだ

抵抗する力を持ち合わせ、最後の闘争チャンスを伺っているようでもある。

けっこうでかい正直、腰が引けそうになった!

こいつに比べれば、最近まで相手してきた50cmを超えるデカナメが子どものようだ。

浅場の岩の隙間に誘い込み、足でブロックし頭の後ろをがっちりキャッチ!

したが、急に暴れだし足の間をすり抜ける。

やべえ

股の間から逃げ出したため、竿先が股間へと導かれ、

かなり恥ずかしい状態で、しばし格闘。

ブーツにフックが刺さり、バレそうになったところで再度わしづかみに挑戦!

おりゃー

と、”心のおたけび”とともに岩場へ持ち上げ、決着がついた!

豪快なファイトと辱めを提供してくれた勇者の姿をご覧あれ。



(苦戦を強いられたが何とかGET)


(まさかこんな時期にいらっしゃるとは)

そうですね。いわゆるサーモン。櫻トラウトではなくサーモンです。

サクラほどのスピード感はないものの、

内藤大助を彷彿させる素晴らしいスタミナの持ち主でした。

感謝を込め体力回復を確認してからリリース。

元気に流芯へ向かって泳いでいきました。

今の時期、まだいるんだなあと、感動しながらその場を後にしました。


◆タックルデータ◆
ロッド:メジャークラフトスライサー

リール:シマノ・アンタレスAR(レフト)
ライン:マシンガンキャスト20lb(ナイロン)
ルアー:スミス・Dコンタクト(金黒)




■  きょうのひとりごと  ■
■リリースについて考える■

個人的にいつも思うのですが、

リリースされた魚は本当に通常どおり

生活(?)しているのでしょうか?

フックをバーブレスにしたり、

体力を回復させてからリリースしたり。

多種多様な魚に優しい方法は考えられます。

しかし、少なからずダメージは残り、

その人生(?)を過ごしていく彼らの生活の中で、

エサへのトラウマはあるのでは...?

という気持ちは、魚を放した瞬間から考えてしまいます。

釣り人は、”釣りとは生命を狩る”くらいの気持ちをもって、

この趣味に傾注すべきかな。とも考えます。

ということから、最低でも魚が生活できる環境を乱すことは避けようかと。

”環境改善”まではできなくても、”現状維持”できることは必須でしょう。

「ごみを捨てない」はもちろん、水中に鉛やナイロンを放置しないことや、

良いポイントに向かうまでの道のりや自然環境へも配慮したいものです。

必要以上に釣り上げないことも重要!いわゆる乱獲ですね。

子どもたちや、孫、ひ孫など、後世へ引き継げるように。

休日のひと時、楽しく釣らせてもらってるこの環境に感謝して。


姉妹ブログ(?)「北リアス根魚まつり」(http://nodasio.naturum.ne.jp/

で紹介している捕獲した”デカナメ”は、おいしくいただいてます。

”少々キャッチ&感謝して豪快にイート”って感じです。


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